生産量世界第5位のイランのハーブと夏物野菜
1月 20, 2021 17:40 Asia/Tokyo
イランは、多種多様な気候風土が存在することから、ハーブと夏物野菜の生産量と輸出量において世界有数の国となっています。
イランでは、国土の北半分が寒気に覆われる冬の中ごろに、南半分が穏やかな気候となり、ハーブの栽培が行われます。そのため、冬には多くの近隣諸国が、必要とするハーブや夏物野菜をイランから輸入しています。
イランのハーブと夏物野菜は、主にペルシャ湾南岸諸国、イラク、ロシアなどに輸出されています。
ハーブと夏物野菜は、世界で6000万ヘクタールにおよぶ農地で作付けされており、そこから得られる収穫は10億トンにのぼります。イランでも、80万ヘクタールの農地でハーブと夏物野菜が作られ、年間2500万トンが収穫されています。統計では、ハーブと夏物野菜に関してイランは作付け面積で世界第7位、生産量では第5位となっています。
イランのハーブと夏物野菜の一般的な特色のひとつは、国内のあらゆる場所で1年を通じて生産されている点であり、これは大きな強みとなっています。イランでは、世界のほかの国々でハーブや夏物野菜が作れない時季にもペルシャ湾北岸の土地でその栽培が可能であり、そのため、国にとって良好な輸出市場が多数存在することになります。
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