イラン、「米軍のイラク撤退は、地域からの撤退の皮切り」
(last modified Wed, 03 Feb 2021 11:25:02 GMT )
2月 03, 2021 20:25 Asia/Tokyo
  • シャムハーニー書記とイラクのフアード・フセイン外相
    シャムハーニー書記とイラクのフアード・フセイン外相

イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記は、米軍のイラクからの撤退は、地域からの同軍の撤退の皮切りとなるだろう、としました。

IRIB通信によりますと、シャムハーニー書記は3日水曜、テヘランで、イラクのフアード・フセイン外相と会談し、「地域の危機や情勢不安の元凶は、特に米軍をはじめとする外国軍の駐留である」と語りました。

また、イラク議会による米軍追放決議の早急な実施は、同軍が地域全体から撤退する序章となるだろう、と述べました。

さらに、アメリカのトランプ前大統領とポンペオ全国務長官の逮捕状を発行したというイラク司法機関の措置を賞賛し、「テロ暗殺されたイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊の故ソレイマーニー司令官やイラクのシーア派組織ハシャド・アルシャビのアブームハンディス副司令官の流血が無視されることを許してはならず、この犯罪の命令者、実行犯は法的に訴追され、厳罰を科されるべきだ」と語りました。

一方のフアード外相もこの会談において、地域の安定・治安維持におけるイランの優れた役割に触れ、「これらの分野におけるイランとの協力は、イラクの外交政策の優先事項の一つである」とし、「イラクの政府や国民は、同国でのテロ組織ISISによる扇動の撃退におけるイランの決定的な支援を決して忘れないだろう」と強調しました。

 

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。

https://twitter.com/parstodayj

https://www.instagram.com/parstodayjapanese/

http://urmedium.com/c/japaneseradio