4月 28, 2016 21:31 Asia/Tokyo
  • アメリカ、イランと世界銀行の協力を制限

核合意が実施され、対イラン制裁が解除されたにもかかわらず、世界銀行総裁が、「世界銀行がイランにおける活動を再開する計画は立っていない」と語っています。

世界銀行のキム総裁は、「状況を大変詳細に監視しているが、現在もイランでの活動を再開する特定の計画はない」と語りました。

フランス通信は27日水曜、「世界銀行は経済問題を緩和するつもりだが、この努力がイランの国境近くに到達すれば、この努力は、核合意実施後の対イラン制裁の解除にもかかわらず、停止されることになる」と記しました。

アメリカ・ワシントンに本部を置く世界銀行は、2005年の核計画を理由にした対イラン制裁の実施から、イランにおけるプロジェクトを停止し、現在も復帰する意向を見せていません。

フランス通信は、「イランの政府関係者は世界銀行に対して支援の要請を行っていないが、世界銀行がイランの金融機関と距離を置いている原因は、大規模な金融・経済機関がアメリカの影響を受けていることにある」と記しました。

アメリカは世界銀行における最大の出資者であり、また、世界銀行のキム総裁の最大の支援者だとされています。

このため、アメリカ財務省のある関係者は、フランス通信に対して、「世界銀行のアメリカ代表は、イランに融資を提供する計画のすべてに対して、否定的な見解を提示するだろう」と語りました。

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