4月 28, 2016 22:22 Asia/Tokyo
  • イランとロシアが防衛面での協力を検討

イランとロシアの国防大臣が、両国の軍事防衛面での協力拡大の方法を検討しました。

イランのデフガーン国防軍需大臣とロシアのショイグ国防大臣は27日水曜、ロシア・モスクワで開催された国際安全保障会議の傍ら会談し、軍事防衛、技術面での両国の協力の強化や拡大を強調し、現段階におけるテロ対策の強化は必須で重要なものとしました。

デフガーン大臣は、「特にシリアをはじめとする地域の危機の抑制におけるイランとロシアの役割は非常に決定的かつ優れたものだ」とし、「イランとロシアの緊密な協力により、テロ組織とその支援者の崩壊、及び地域への安全や治安の回復を促進させ、両国は力をもってこの協力プロセスを継続するだろう」と述べました。

一方のショイグ大臣も、この会談において、防衛軍事の分野におけるイランとロシアの関係の拡大を強調し、「ロシアは、国際テロとの戦いにおいてイランと長期的協力を行なう用意を整えている」と語りました。

こうした中、ロシアは、ミサイル防衛システムS300のイランへの引渡しを開始しています。

デフガーン大臣は、モスクワでの国際安全保障会議の傍ら、アルメニア、ベラルーシ、アフガニスタン、パキスタンの各国の国防大臣とそれぞれ会談を行いました。

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