イラン外務省報道官、「追加議定書の自発的実施が明日より停止」
2月 22, 2021 18:51 Asia/Tokyo
イラン外務省のハティーブザーデ報道官が、「わが国とIAEA国際原子力機関との合意は、国会の議決内容の枠組みに沿ったものであり、追加議定書の自発的措置は、明日23日火曜から停止される」と語りました。
ハティーブザーデ報道官は22日月曜、記者会見し、グロッシIAEA事務局長のテヘラン訪問の詳細および、3ヶ月間の期限付きのIAEAとの査察継続合意に関する質問に回答し、「グロッシ事務局長の今回の訪問でわが国とIAEAが合意に達したことは、イラン原子力庁にとって外交の非常に大きな成果といえ、またイラン原子力庁にとっても専門上のひとつの成果である」と述べています。
また、「セーフガード規定の枠組みでの検証継続に向けたいくつかの取り決めがなされている」とし、「その中でも、セーフガード規定外の監視カメラは今後3か月間は稼動したままとなるが、それらの記録された映像はIAEAには一切供与されない」としました。
さらに、「グロッシ事務局長のイラン訪問で、我々はアメリカに隙を与えなかった。これまで行われた措置は、イラン国会の議決の枠組み内のものである。追加議定書の自発的実施は23日火曜より停止され、セーフガード規定に関する合意の枠組みに基づき、今後3ヶ月間はIAEAの監視の一部のみが維持される」と強調しています。
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