イラン南部ホルモズ島でペルシャ湾に関する歴史的地図の常設博物館が開館
4月 30, 2016 21:06 Asia/Tokyo
イラン南部ペルシャ湾に浮かぶホルモズ島でペルシャ湾に関する歴史的地図の常設博物館が開館されました。
IRIB通信によりますと、この博物館には、世界の権威ある歴史書に記録されたペルシャ湾に関する32の地図が展示されています。
過去500年間、ヨーロッパ諸国で描かれたこれらの地図の中で、ペルシャ湾という名称が記録されています。
1622年4月に、イラン人は当時ポルトガルの植民地主義者の統治の中心となっていたホルモズ島を解放することに成功しました。
イラン南部のホルモズ島、ゲシュム島、ラールク島といった島々は、およそ117年間、
ポルトガルに占領されていましたが、ポルトガル軍隊の基地へのイラン人の攻撃により、ポルトガル勢力はこれらの島やペルシャ湾から撤退せざる得なくなりました。
これに因んでイランでは、イラン暦オルディベヘシュト月10日にあたる4月29日は、ペルシャ湾の解放の日と名づけられています。
ホルモズ島の人口はおよそ7000人に上り、またこの島はイラン南部の港湾都市バンダルアッバスからおよそ18キロのところにあります。