シリア、「イラン船舶への攻撃の犯人は米とイスラエル」

3月 17, 2021 16:44 Asia/Tokyo

シリア外務省が、「イラン船舶『Iran Shahrekord』号への攻撃は、米国が同意しシオニスト政権イスラエルが実施するかたちで行われた」と強調しました。

イラン海運会社に所属するコンテナ輸送船「Iran Shahrekord」号は今月10日、イランから欧州へ向けて航行中に、地中海の国際水域上で爆発物を投下を受けて火災に巻き込まれました。

シリア国営サナ通信によりますと、シリア外務省はこの船舶への攻撃について激しく非難し、「イスラエルがこのような敵対的行為を繰り返す目的は、イランの船舶および通商利益に損害を与えることである」と強調しました。

そして、「このような行為は明白に国際法に反した違法なものであり、米国の暗黙の合意や容認なしには起こり得ない」と指摘しました。

シオニスト政権イスラエルのガンツ戦争大臣は先日、イラン商船の船体爆破事件の発生に同政権が関与したかについて、「イスラエルはあらゆる戦線において予防的措置をとる必要がある」という、あいまいな回答をしています。

この商船の受けた攻撃の影響調査を行う技術チームのメンバーの1人は、「地理的状況やこの船舶が狙われた方法から見ると、大きな可能性のひとつとして、このテロ攻撃がシオニスト政権イスラエルによる犯行であったことが考えられる」と語っています。

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