4月 07, 2021 03:26 Asia/Tokyo

オーストリア・ウィーンで開催されている、核合意合同委員会の協議の第1ラウンドが、専門家レベルでの協議継続という合意をもって終了しました。

イルナー通信によりますと、このほど成立した合意に基づき、制裁解除と原子力に関する技術的協議として、合同委員会のメンバー間で2つの並行した専門家レベル会議が開催されました。

これらの専門家レベル会議は、制裁解除と核問題に関連する問題の技術的側面と詳細について話し合い、その結果を委員会に報告する予定です。

イラン代表団の団長を務めるアラーグチー外務次官は、核合意合同委員会において、「核合意復活に当たって最も急務とされる第1の措置はアメリカによる各種制裁の解除である。イランは、制裁解除後直ちにこれを検証・確認し、核合意関連の保障措置を停止して、この合意内の本来の全責務履行に復帰する用意がある」と語りました。

核合意合同委員会はイラン、ドイツ、イギリス、フランス、ロシア、中国の各国の外務次官、政治局長に加え、ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表の代わりとして欧州対外行動庁のエンリケ・モラ事務次長が出席し、6日火曜にウィーンで開始されました。

なお、ラビーイー・イラン政府報道官は、「このたびのウィーンでの会議は、核合意に定められた責務への復帰をめぐり、各関係国が意見交換を行うチャンスだ」とし、「イランとアメリカの代表者による協議は、今後とも一切行われないだろう」と述べています。

 

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