イラン政府報道官、「ナタンズ核施設での破壊行為の目的は、イランの建設的な外交続行の阻止」
イランのラビーイー政府報道官が、同国中部ナタンズの核施設での破壊工作の最終的な目的が、イランの建設的な外交の継続を阻止するこよにあるとしました。
イルナー通信によりますと、ラビーイー報道官は13日火曜、ビデオ形式の記者会見で、「ナタンズ施設の一部に対するテロと妨害攻撃は被害を引き起こした。そして、この行動は一方では、国の発展に向けたイランの産業・政治的進歩の妨害における敵の失敗を、そして他方では抑圧的な制裁の解除に向けた交渉の成功を示している」と述べています。
また、「わが国はこの無駄な行動を非難し、国際社会、特にIAEA国際原子力機関がこの核分野のテロに対処する必要性を強調する一方で、この攻撃の実行者、命令者および管理者に対して行動を起こす権利を留保する」としました。
さらに、「イラン政府は、全力を尽くし核技術の完全な開発や、抑圧的な制裁の解除を追求し続けるだろう」と語っています。
そして、「このテロ行為の根源は、ここ数週間行われてきた核合意の完全な復活に向けた核合意加盟国の努力に対するシオニストという敵の怒りであり、その最終的な目的がこの建設的な外交の継続の妨害であることは我々にとって一目瞭然だ」とし、「もちろん、我々は確実に同じレベルの強度でまた、然る時に報復するが、敵が自らの政治的目的を達成することを許さない」としています。
最後に、私たちは、核合意のすべての当事者、および外交の支持者であると自負している米国政府が、イラン施設への攻撃を非難し、妨害行為とテロ・破壊行為は外交プロセスに相反しないことを強調し、自らの責任感を示す事を期待する」と結びました。
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