イラン大統領選立候補者、「我が国の防衛力の高さが米を退かせた」
(last modified Thu, 22 Apr 2021 07:06:48 GMT )
4月 22, 2021 16:06 Asia/Tokyo
  • アッバースィー氏
    アッバースィー氏

今年実施されるイラン大統領選に立候補したモハンマド・アッバースィー氏が、「我が国の防衛力の高さが、米国を誤った政治から退かせた」と述べました。

イラン国際通信・イランプレスによりますと、アッバースィー氏は、敵が軍事的攻撃および人々の生活状況という2つの面で、常にイランに対し問題を生み出してきたとし、「協議の実施は、国民の抱える困難の解決のため、かつ国益の確保に沿ったものであるべきだ」と述べました。

また、イラン周辺諸国の人口の合計は約4億人にのぼり、その経済規模は6000億ドル以上であるとして、「イランはこの規模の大きさを、自国の経済繁栄のために活用しなくてはならない」としました。

さらに、イラン国民が平和を愛する民であることを世界に理解させるべきだと強調し、「我々は、我が国民の利益を真剣かつしっかりと護らなくてはいけない」としました。

続けて、イランは政府間機関のFATF金融活動作業部会に参加することができるが、同機関の求める条件はイランの欲求を鑑みたものだとして、「イランの動機が戦略的かつ真実のものであることははっきりしている。しかしFATF側は、イランの社会・経済・通信といった全側面をコントロールして支配下におくことを目的としている可能性があり、それは到底受け入れらない」と述べました。

そして、イランは抵抗できる国民を擁する強力な国であることを強調し、「この重要な点を、外交機関は示さなくてはならない。なぜなら我々は今日の世界を構成する一員であり、自国の考えや立場を表明し、かつ適切な外交力で自国の権利の実現を追求していると示すことが、必ずできるようであるべきだからだ」と説明しました。

第13期イラン大統領選挙は、今年のイラン暦ホルダード月28日(西暦2021年6月18日)に実施されます。

 

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