イランが、日本にイラン提唱の「大量殺戮兵器廃絶運動」への参加を呼びかけ
イラン司法府人権本部のバーゲリーキャニー書記が、相川和俊・駐テヘラン日本大使との会談で、日本に対し、イランが提唱したイニシアチブ『例外のない、包括的大量殺戮兵器廃絶運動』への参加を呼びかけました。
IRIB通信によりますと、バーゲリーキャニー書記は相川大使との会談で、「人権は、聖なる人道的価値観である」とし、「人権を主張する西側諸国は、世界で、諸国民の人権侵害という最も黒い経歴を有している。それらの国はこの点で、他国と到達不可能大きな隔たりがあり、人類史上の人権侵害の記録を持っている」と述べています。
また、「イランと日本は、世界的な大量殺戮兵器廃絶運動を形成することで、大量破壊兵器の製造者、販売者、使用者と対峙するすべての人間から構成される前線を作り、結果として世界のすべての人々に平和と安全をもたらすことができるだろう」としました。
さらに、「両国民は、20世紀における世界最大の集団殺戮兵器の犠牲者となった」とし、「広島とイラン西部サルダシュトは、人道に対する欧米諸国の犯罪の明確な象徴である。このため、イランと日本が大量破壊兵器と戦い、これらの武器の犠牲者を守るのに最もふさわしい国である」と語っています。
そして、この国際的な運動結成に向けた日本側との協力、共同思案に向けたイラン側の用意を表明するとともに、「世界規模での集団殺戮兵器廃絶運動と、主に大国を軍縮の例外とする他の国際条約の相違点は、この運動は全面的、包括的、そして例外がないということである」と述べました。
一方の相川大使もこの会談で、両国関係の歴史に触れるとともに、人権問題における日本のアプローチは、対話協力であるとし、「わが国として、人権関連の対話の継続をモットーとしている」としています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj