4月 28, 2021 16:46 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、各地の紛争の中で起きている民間人の権利への侵害に対する安保理の反応のなさを批判し、シオニスト政権イスラエルの犯罪、サウジアラビアによる6年におよぶイエメンへの侵略、シリアに対する一方的な制裁に対する沈黙を、同理事会の消極的反応の一例として挙げました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は、米ニューヨーク現地時間27日火曜に開かれた、軍事紛争における民間人保護をテーマとした安保理会合において、「戦争の禁止は国際法の最たる基盤となっている原則であるが、残念なことに、軍事紛争はいまだ、現代に生きる我々が抱える現実であり、同時に、民間人保護のような明白な規則が守られていない」と述べました。

また、この数十年にわたりイスラエルが占領するパレスチナ領土で行ってきた、組織的な非人道的違法行為について言及し、それらは戦争犯罪の明白な実例だとしました。

続けて、「6年におよぶイエメンへの侵略で行われたサウジアラビアの野蛮な行為は、別の例である。その中では、女性・子どもを含む数千人の民間人が殺されてきた。また、人々の住居、モスク、病院、学校、ショッピングセンター、外交施設、そして結婚式や葬儀ですらも、攻撃の対象にされた。民間人を飢餓に追い込むことが戦争の一手法として用いられ、イエメンに近代における世界で最悪の人道危機を引き起こすことになった」と指摘しました。

そして、「シリアに対する一方的な非人道的制裁の行使は、食糧や医薬品などの人道支援物資の同国への搬入を阻害し、人々の生活に深刻な損害をあたえる原因になっている。これは人々を飢餓に追い込むことと何ら変わりなく、このような行為は即刻中止されるべきだ」としました。

 

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