欧州諸国外交官、「ウィーンの協議の合意到達は決して保証されていない」
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ウィーンのGrand Hotel
欧州諸国の外交官たちが、核合意再生に向けてはまだ多くの作業が残っているとして、「オーストリア・ウィーンの協議で合意に達することは、決して保証されたものではない」と強調しました。
イギリス、フランス、ドイツの上級外交官たちは1日土曜、ロイター通信とのインタビューで、「核合意再生に向けたウィーンの協議の合意到達は、保証されたものと見なすことは決してできない」と語りました。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのローレンス・ノーマン上級記者も同日夜、核合意合同委員会会合の終わりに、「核合意再生に向けたウィーンの協議には、真剣で集中した空気が流れている。しかし、時間の猶予が少ないにもかかわらず、数多くの作業がまだ残されている」としました。
一方、EU欧州対外活動庁のモラ事務次長は今回の会合終了後、協議の相対的進展について明らかにし、「詳細部分に入ったことで、話し合いは複雑化せざるを得なくなっている」と述べました。
核合意合同委員会会合は1日午後、イランと4+1カ国グループの代表団が参加して、オーストリア・ウィーンで開催されました。
参加者らはこの会合で、制裁解除、核問題、実施順序に分かれた作業部会の最新の話し合いの状況について、議論と検討を行いました。各代表団は会合後に一旦自国へ戻り、7日金曜に再び会合を続けることになっています。
核合意参加諸国の代表者らはこの3週間、この合意の再生とアメリカの合意復帰について議論するためにウィーンに集まっています。
アメリカ政府は、トランプ前大統領が支配していた時期に一方的に核合意から離脱し、イランの人々を「最大限の圧力」政策の標的にして経済戦争を仕掛けました。
その後就任したバイデン現大統領は、イランに対するこの政策を批判しました。しかし自国の核合意復帰はイランの措置次第だとして、どちらの政府がこの合意の責務に違反してそこから離脱したかには触れず、「イランが自国の合意内責務を完全に履行した際に、我が国もこの合意に復帰する」としています。
一方イラン側は、「米国が全ての制裁の解除を口先や書類上でなく実際の行動とし行い、それをイランが検証した後に、自国の合意内責務に戻るだろう」と強調しています。
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