イラン外相がEU代表に警告、「米現政権による前政権時代の制裁の手段としての継続は容認できない」
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ザリーフ・イラン外相とボレルEU外務・安全保障政策上級代表(アーカイブ写真)
ザリーフ・イラン外相が、ボレルEU外務・安全保障政策上級代表との電話会談で、「トランプ前米政権時代の人道に反する違法な制裁を、バイデン現政権が手段として行使し続けることは容認できない」と語りました。
ザリーフ外相は20日木曜、過去5ヶ月間にわたるアメリカの経済制裁の続行および、同国による引き続きの責務違反を批判しました。
また、「オーストリア・ウィーンでの協議の成功に必要な条件は、根本的なアプローチの転換であり、これはアメリカ大統領が行わなければならないものだ」と述べています。
アラーグチー・イラン外務次官もNHKとのインタビューで、「現在すでに、アメリカが核合意に復帰し各種制裁を解除すべき時が到来している」と語りました。
イラン国際衛星通信プレスTVは同日、「第4回ウィーン協議の終了にあたり、当テレビ局は情報筋から、アメリカが石油、銀行・金融、エネルギー分野の制裁のいずれも完全に解除する意向がなく、アメリカの思惑は制裁の単なる一時中止でしかないことを知らされている」としています。
プレスTVの有効な情報によりますと、アメリカ政府は制裁措置の一部を120日および180日間隔で、長期間にわたっていくつかの段階で一時的に停止する意向だということです。
イランと英独仏中ロの5カ国グループによる第4回核合意合同委員会は今月19日、ウィーンにて開催されました。
この会議に参加した各代表団は、交渉の全体的な状況と今後の方向性に満足の意を表明し、交渉の現在のペースを維持する必要性を強調しています。
イランは、米国が実際に対イラン制裁を全廃して自らの義務に戻り、これらの制裁の解除をイランが検証確認できた際に、自らの全責務の履行に復帰する旨を強調しています。
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