OPEC渉外担当、「石油市場は、好ましい状態に回復する」
May 07, 2016 19:58 Asia/Tokyo
OPEC・石油輸出国機構のマーヒド・サーイグ渉外担当者が、石油市場は近く好ましい状態に回復するだろうとの予測を示しました。
サーイグ氏は、テヘランで開催中の第21回国際石油・天然ガス・石油化学見本市の傍ら、イラン石油省が運営するシャナ通信の取材に対し、「原油価格下落の危機は、おのずと解消されるだろう」と語っています。
また、「石油市場は回復の途上にあり、近いうちに好ましい状態に戻るだろう。OPEC加盟国の石油大臣やこの組織の事務局長も、世界的な原油価格の下落による危機の解消に向け、団結している」と述べました。
さらに、「テヘランでのこの見本市に参加するのは、今年で4回目である」とし、「毎年、この見本市では大きな躍進が見られる」としています。
この渉外担当者はまた、OPECにおけるイランの歴史的な重要性を指摘し、「対イラン制裁の解除により、イランが元の立ち位置に戻りつつある現在、OPECにおけるイランの重要性や位置づけを全ての国に知らしめる必要がある」と語りました。
第21回テヘラン国際石油・天然ガス・石油化学見本市は、イランのほか38カ国からの1900の企業が参加し、5日木曜から8日日曜まで開催されています。
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