イラン大統領が中国国家主席と電話会談、「中・イ関係は長期、戦略的なもの」
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ローハーニー・イラン大統領と中国の習近平国家主席(アーカイブ写真)
ローハーニー・イラン大統領が習近平国家主席との電話会談で、「イランと中国の関係は長期・戦略的なものである」と強調しました。
国際通信・イランプレスによりますと、ローハーニー大統領は24日月曜、習国家主席との電話会談で、中国との全面的な協力強化に対するイランの長期・戦略的な視点に触れ、「イランとして、中国と西アジアの協力強化に関して、パレスチナ問題の解決を含む様々なテーマにおいて力を合わせていく用意がある」と述べています。
また、核合意にそってイラン国民に対する一方的な各種制裁が解除される必要性に触れ、イランや中国などの独立諸国に対抗してのアメリカとその西側同盟国の連合結成や冷戦に対峙していくための、国際問題における中・イ両国の緊密な協力の必要性を強調しました。
一方の習国家主席もこの電話会談で、「対イラン関係は戦略的なものであると同時に、あらゆる分野において発展に向かうものだ」とし、可及的速やかな両国の合意の実施に向けて努力していくことを強調しました。
さらに、「わが国とイランは、地域・国際問題の解決において自らの立場を共有することで、影響力ある役割を果たすことができる」と強調しています。
そして、「アメリカはいつでも望む時に核合意から離脱する、あるいはこれに復帰するなどという好き勝手なことはできない。アメリカの核合意復帰には、対イラン制裁の全廃が必須である」と述べました。
最後に、抑圧されたパレスチナ国民に対するシオニスト政権イスラエルの最近の侵略に触れ、パレスチナ人殺戮の終結に向けた国際社会の努力を強調するとともに、「イランと中国は、自らの協力によりこの問題において重要な役割を果たすことが可能だ」と結んでいます。
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