イラン外相が、米による制裁解除の必要性を強調
6月 18, 2021 20:38 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外相は、EUのボレル外務安全保障外交政策上級代表との会談において、アメリカによる制裁解除の必要性や、核合意を巡る再協議の可能性がないことを強調すると共に、オーストリア・ウィーンでの協議の結果が満足のいくものとなるよう期待する、と語りました。
ファールス通信によりますと、ザリーフ外相は18日金曜、トルコ・アンタルヤで開催された外交フォーラムの傍ら、ボレル上級代表と会談しました。
ザリーフ外相は、この会談において、イラン国民は、トランプ前米政権時代のアメリカによる約束不履行という苦い経験をしていることに触れ、「ウィーンで開催中の協議が結果を挙げるよう希望する」としました。
一方のボレル上級代表も、ウィーン協議が結果をもたらすことへの期待感を表明すると共に、西アジア、アフガニスタン、南米諸国の最新情勢を検討しました。
ザリーフ外相は、アンタルヤの外交フォーラムに参加するため、17日木曜、トルコを訪問しました。
ザリーフ外相は今回のトルコ訪問で、これまでにイラクのフアード・フセイン外相、アフガニスタン国家和解高等評議会のアブドラ・アブドラ議長、ベネズエラ外相らと個別に会談しています。
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