イラン外務次官、「我々が求めるのは米制裁の全解除」
6月 21, 2021 13:31 Asia/Tokyo
オーストリア・ウィーン協議でイラン代表団を率いるアラーグチー外務次官が、核合意合同委員会会合の終了後、「我々が求めているのは米国による全制裁の解除である」と強調しました。
核合意合同委員会会合はイラン時間の20日日曜午後、EU欧州対外行動庁のエンリケ・モラ事務次長を調整役としてウィーンで開催されました。
アラーグチー外務次官はこの会合後、協議の流れについて「我々は作業の終わりに近づいているが、残された道のりは平易なものにはならないだろう」と述べました。
続けて、「各国代表団はそろって、協議が比較的良く進展したと認めており、さらに、この道筋を辿り続けた上での合意到達に真剣に取り組んでいることを強調している。しかしながら、各自が本国の決定を仰がなければならない、鍵となる重要ないくつかの問題があることも認めている」としました。
そして、「米国の前政権が行ったこと、つまり、制裁の再発動と核合意離脱が再び繰り返されないことが、イランにとって確信でき、かつ保証されなければならない」と強調しました。
一方、アメリカのサリバン国家安全保障担当大統領補佐官は、「制裁や核関連責務などの核合意における基本的問題の解決のためには、まだ長い道のりが存在している」と発言しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
タグ