在レバノン・イラン大使館が米大使の発言へ反応
在レバノン・イラン大使館が、駐レバノン米国大使の発言への反応として、「同大使はイランとレバノンとの友好関係に干渉すべきではない」と表明しました。
アメリカのドロシー・シア(Dorothy C. Shea)駐レバノン大使は25日金曜、レバノンのTV局「AL Jadeed」の番組に出演した際、レバノンの内政問題に干渉しながら、「イランの石油タンカーがベイルートの港湾に入港した場合、米国の反応はどのようなものになるか」という質問に対し、「それは、この問題にとっての実施可能な解決策ではない。イランが追い求めているのは、自国の優先事項を全うするために利用できる、従属的な政府だ」と主張しました。
ファールス通信が26日土曜、報じたところによりますと、在レバノン・イラン大使館はこの発言に対して、ツイッターにおいて「イラン石油タンカーのベイルート入港は、米国大使の理解が必要な事柄ではない。同大使は、イランとレバノンという二国とその国民の間の友好に口をはさむべきではない」と指摘しました。
レバノンではこの数日間、燃料不足が重大な問題となっており、ガソリンスタンドの前には長蛇の列ができています。
これに関連して、レバノンのシーア派組織・ヒズボッラーのナスロッラー事務局長は、レバノンの国内危機、特に燃料危機に関して、「もしレバノン政府自身でガソリンやガスオイルを確保できなければ、イランに頼ることになる」と表明しています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj
https://www.instagram.com/parstodayjapanese/
http://urmedium.com/c/japaneseradio