イラン大統領、「米による対イラン制裁は経済テロ」
6月 30, 2021 19:23 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、アメリカによる核合意離脱やイラン国民への圧政的な制裁行使は、経済テロである、としました。
ローハーニー大統領は30日水曜、閣僚会合の席上で、「過去3年間、イラン国民はアメリカの経済テロに見舞われてきた」とし、「アメリカの前大統領が行ったことは、戦争よりも危険であり、高齢者や患者らに対する経済テロだった」と語りました。
また、米新政権の関係者らは核合意への復帰を強調しているとし、「イラン国民はこのことがより早く実現されるよう期待している」と述べました。
さらに、「イランが決して生物・化学兵器や核兵器など大量殺戮兵器を追求していないことは、世界の人々に対し証明されている」と指摘し、「核合意は、イランが核兵器を追求するのではなく、平和目的の核活動を求めていることを示している」と語りました。
ローハーニー大統領はまた、1987年6月28日に発生したイラクの旧バアス政権によるイラン北西部サルダシュトへの化学兵器攻撃に触れ、「イラクの旧バアス政権軍は、戦場でイラン軍に対し各種の化学兵器を使用した。イラン側にはこれによる合計9000人の負傷兵が存在しており、政治・法的機関は、国際機関におけるこれらの負傷者の提訴を追及すべきである」としました。
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