7月 07, 2021 17:17 Asia/Tokyo

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、テロ対策におけるダブルスタンダードと政治的な対応を強く非難し、テロ実行犯への断固たる対処・処罰を求めました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は6日火曜、「国際的なテロ対策戦略;7回目の考察」と称した国連総会決議を採択する会合において、テロという悪しき現象への断固たる対処、ならびにあらゆる形のテロの否定という、イランの確固たる決意に触れ、テロとの戦いにおけるいくつかの国の二重基準と政治的アプローチ、およびテロ組織リストへの国名とその統治機関の掲載における一方的な行動を批判し、非難しています。

また、イラクでの米テロリスト軍の作戦で殉教した、国際テロ対策の英雄・ソレイマーニー・イランイスラム革命防衛隊司令官を顕彰し、各国への軍事介入や占領行為をテロの元凶だとしました。

さらに、テロの根源のいくつかに言及し、「テロと戦うための最も重要な戦略は、諸国民に対する非人道的・一方的な制裁に対抗することを含め、その根源に注意を払うことだ」と述べています。

そして、この決議において放射能がもたらす環境上の大惨事ににつながる、核施設を含むエネルギーインフラに対するテロ攻撃が非難されていること歓迎しました。

この決議関連交渉のさなか、2021年4月11日にIAEA国際原子力機関の監視下にあるイラン中部ナタンズ核施設での世界初のテロ攻撃が発生したことや、本決議の中でもこの事件が言及されていることを指摘し、各国がこの決議に基づき、こうしたテロ攻撃の実行犯の処罰・対処を約束すべきことを強調しました。

他にも、イランの複数のテロ組織の活動で1万7,000人以上のイラン人が殉教したことに言及し、 「残念ながら、イラン人の殺害に手を染めているテロ組織のメンバーが、ヨーロッパや北米の一部の国で自由に活動している」と語っています。

国際テロ対策戦略決議は、テロ対策の分野で最も重要な国連決議であり、世界の新たなテロの脅威や動向を考慮に入れて、2年ごとに国連総会によって交渉され採択されます。この決議は、各国、国際機関、その他の非政府組織のための向こう2年間の世界的なテロ対策戦略とロードマップの概要を公表しています。

 

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