7月 10, 2021 15:39 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、制裁が医薬関係の品々の入手やテクノロジー面、さらに国際開発金融機関との協力を阻害しているとして、その早期解除を求めました。

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー大使は、国連のエイズ特別総会において、イランでのエイズ感染者や発症者の健康・衛生状態分野での進歩、特に母子感染の予防やその影響の縮小について語ったうえで、「イランはこの分野でめざましい進歩をとげたものの、国連憲章の基本理念・国際法・国際関係の慣習からはずれた米国の一方的かつ横暴な諸制裁に苦しめられている」としました。

また、「違法な制裁は保健システムに悪影響を与えるだけでなく、医療用品の入手やテクノロジー面、国際開発金融機関などとの経済的協力をも阻害している」と指摘しました。

続けて、新型コロナウイルスのパンデミックという状況の中、このような措置がイラン大衆の健康、中でも女性や子ども、若年層や高齢層、障害をもつ人々の健康に与える影響を増大させたことに言及し、「人々の健康や安全を政治的目的のために危険にさらすことは、違法というだけでなく、戦争犯罪および人道に対する犯罪とされるもので、国際的に責任を追及されることになる」と警告しました。

そして結びに、「我々は倫理的責任として、このような制裁には激しく反対し、その早急な解除を要請するよう求められている」と強調しました。

 

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