8月 09, 2021 04:01 Asia/Tokyo
  • ザリーフ・イラン外相とジャン・アルノー・アフガン問題担当国連事務総長特使との会談
    ザリーフ・イラン外相とジャン・アルノー・アフガン問題担当国連事務総長特使との会談

ザリーフ・イラン外相が、「国際社会は、アフガニスタンにおける危機の政治的解決の支持および、暴力とその結果の非難という明白な立場表明をすべきだ」と語りました。

イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は8日日曜、イランの政府関係者との意見交換を目的に高等使節団を率いてテヘランを訪問中のジャン・アルノー・アフガン問題担当国連事務総長特使と会談し、アフガンの危険な状況や同国の国情の複雑性に触れ、アフガンでの現状の重要な要因の1つとして、外国勢力の不当な政策を挙げています。

また、イランとして、アフガニスタンの和平プロセスの推進に向けて同国の当事者間の協議を支援し促進する準備があることを表明するとともに、「アフガン問題の解決策はアフガン人同士の協議を通じてのみ見出すことが可能だ」と述べました。

さらに、「国際社会は、アフガン危機に対する政治的解決法の支持および、暴力とその結果の非難という明確な立場をとる必要がある」と語っています。

一方、アルノー国連事務総長特使も、アフガン和平プロセスへの支援におけるイランやそのほかの地域諸国の役割の重要性を強調し、「1つの国や各国の限られた集団だけでは、アフガンの現状を収束させることはできず、アフガニスタンの状況の深刻さを軽減できるのは、集団的な協力だけだ」と述べました。

また、アフガニスタンの現状を克服する唯一の方法としてアフガン人同士の対話を強調し、「テヘランでのこの会談を有用かつ重要であると考える」との見解を示しています。

ここ数週間でアフガニスタンの内戦は、タリバンによる政府支配地域への攻撃が増したことで激しくなり、同国の治安はさらに悪化が進んでいます。

こうした中、アメリカは20年間におよぶアフガニスタン駐留に失敗し、タリバンへの攻撃においても無能であり、テロの拡大、内戦、暴力、政情不安、治安悪化、数万人の市民殺害以外に何も成果を挙げていません。

 

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