イラン在住日本人女性の回想録が日本で出版へ
9月 26, 2021 19:50 Asia/Tokyo
イラン在住で、イラン・イラク戦争で殉教した兵士の唯一の日本人母である山村邦子さんの回想録『日出づる国からの移住者』(邦題は仮訳)が、まもなく日本でも出版されることになりました。
IRIB通信が東京から伝えたところによりますと、日本語に翻訳された同書の出版契約が、在日イラン文化センターと包(ぱお)出版の間で交わされました。
イラン在住で、イラン・イラク戦争で殉教した兵士の唯一の日本人母である山村邦子さんのこの回想録は、イラン研究者で鹿児島大学准教授の森田豊子さんにより日本語に翻訳されました。
山村さんの息子モハンマド・バーバーイーさんは、1979年のイスラム革命前、当時のパフラヴィー体制に抵抗し、80年代のイラン・イラク戦争中は、まだ若年であったにもかかわらず前線に向かい、19歳で殉教しました。
この回想録は、山村さんの80年におよぶ生涯のうち、イランで過ごした60年と日本での20年のあいだに起きた驚くべき、そしてかけがえのない出来事の集大成を245ページの中に収めています。
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