イラン外相が、レバノン大統領と会談
(last modified Thu, 07 Oct 2021 10:08:06 GMT )
10月 07, 2021 19:08 Asia/Tokyo

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、レバノン訪問で計画されていた最初の会談で、同国のアウン大統領と協議しました。

IRIB通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相アウン大統領はこの会談で、経済、政治、

文化面での両国の協力・交流の拡大を強調しています。

また、この協議ではそのほかの議題として、シオニスト政権イスラエルの脅威への抵抗、並びにレバノンの領土保全と独立性に対するイランの支持が提起されています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はロシア訪問の終了後の7日木曜未明、レバノン首都ベイルートに到着しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は、今回のレバノン訪問で、同国のベッリ国会議長、ミカティ首相、アブドッラー・アブー・ハビーブ外相のほか、パレスチナの複数の団体の代表者らとも会談する予定です。

イラン外相のベイルート入りと同時に、レバノンのSNSユーザーはネット空間上に「ようこそ」のハッシュタグを大々的に発表し、イランの対レバノン支持に謝意を表明しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はベイルート入りの際、「イランは、レバノンから要請があった場合、いかなる支援も惜しまないだろう」としています。

レバノンは、数ヶ月間にわたり燃料不足の危機や深刻な財政・生活上の問題に直面し、国内にあるガソリンスタンドや給油所の多くが閉鎖されていました。

新型コロナウイルスの感染拡大とあいまって、燃料不足は特に、病院、水道・下水施設をはじめとした中枢インフラや市民の必要する電力の確保に深刻な問題を引き起こし、国内各地での市民による抗議行動を招きました。

こうした中、レバノンに対するイランの石油輸出は、レバノンの問題を解決したことに加えて、アメリカの対イラン制裁に対するもう1つの敗北を突きつけた形となっています。

 

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