10月 31, 2021 17:49 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー・イラン国連大使
    タフテラヴァーンチー・イラン国連大使

タフテラヴァーンチー・イラン国連大使が、「政治的意思が存在するなら、世界における核兵器廃絶は実現しうる」と語りました。

タフテラヴァーンチー国連大使は31日日曜、世界核兵器廃絶週間の開始と同時にイルナー通信に対し、「1970年にNPT核兵器不拡散条約が発効した当時、その署名国は核兵器廃絶を約束した。言い換えれば、核兵器保有国は自らの保有する核兵器の廃絶を約束していたことになる」と述べています。

また、「これまでに多数の国が、NPT第6条にのっとった核兵器廃絶という公約にもかかわらず、政治的な口実により同条約の受容を回避してきた」としました。

NPTの条項によりますと、核保有国は自らの保有する核兵器のすべてを廃棄することを約束しているほか、法的面でも核兵器製造に向けた一切の行動を控えるだけでなく、他国領土への核兵器の移送・配備、ならびに核兵器製造を目的とした他国との協力をも差し控えることが義務付けられています。

今月28日には、「1995年、2000年、2010年のNPT再検討会議で合意された義務の履行の追求」と題するイラン提出の決議案が、国連加盟国の過半数の支持を得て、国連総会第1委員会により採択されました。

この決議案は約1か月以内に国連総会に提出され、そこで最終採択される予定です。

この決議はNPT加盟国に対し、透明性、不可逆性、国際的監視の原則に従って、核兵器の完全な廃絶という公約の実施の迅速化を求めています。

 

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