MI6前長官、「シリアの和平協議でイランとロシアが優位な立場に」
May 22, 2016 21:56 Asia/Tokyo
イギリスのMI6・機密情報部のジョン・サワーズ前長官が、「シリアの和平協議で、イランとロシアが西側より優位な立場にある」としました。
プレスTVによりますと、サワーズ前長官は、「西側とその地域の同盟国は、シリアの和平協議のプロセスを自らの望む形で進展させることはできなかった」と述べました。
また、「シリアの和平協議で、イランとロシアが、アメリカやヨーロッパよりも非常に強い立場に立っている」としました。
シリア内戦の和平協議再開に向けた「シリア支援国会合」が5月17日、オーストリア・ウィーンで開催されましたが、声明を発表することにとどまり、成果なく終了しました。
この会合の終わりに、イランのザリーフ外務大臣は、「この会合の終了声明では、シリア危機の重要かつ新たな解決策は提示されていない」としました。
ロシアのラブロフ外相も、この会合の後、「シリア支援国グループの一部のメンバーは、テログループをシリア政府への対抗手段として利用している」と語りました。
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