イラン国家安保評議会書記、「米は地域での危機扇動を追求」
12月 07, 2021 19:15 Asia/Tokyo
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イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記とミグダード・シリア外相
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、「アメリカはシリアやイラクでのテロ組織ISISの敗北後、地域での新たな危機の扇動を狙っている」と語りました。
シャムハーニー書記は7日火曜、テヘランでミグダード・シリア外相と会談した際、「シリアにおけるいずれの国による占領行為も、情勢不安の継続や暴力の裾野の拡大につながるだろう」とし、「歴史上においても、あらゆる攻撃と占領の最後の運命は、退却と屈辱的な敗北以外になかった」と述べています。
また、シリアに対するシオニスト政権イスラエルの恒常的な侵略を非難するとともに、この攻撃をパレスチナやレバノンに対するイスラエルの残忍な侵略の延長だとし、「地域からシオニズムというがん細胞を排除する唯一の方法は、力を用いた抵抗だ」としました。
一方、ミグダード外相も、「テロ連合戦線の敗北とシリアの相対的安定の実現により、経済関係を優先課題とした、両国間の協力における新時代が幕を開けた」と語っています。
また、シリアにおける米軍の違法駐留を、国の領土保全に対する主権の原則の侵害だとし、「米国はシリアの恒久的な安定を妨害すべく、テロリストの中核を復活させようとしている」としました。
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