イラン国家安保評議会書記、「米ドルの影響力低下は、世界経済への西側の支配を最低限に制御」
4月 09, 2023 19:49 Asia/Tokyo
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イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記とロシアのイーゴリ・レヴィチン大統領補佐官
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、ロシアのイーゴリ・レヴィチン大統領補佐官との会談において、「地域・国際的な通商取引における米ドルの影響力の低下は、世界経済への西側の支配を最低限に抑え込む」と語りました。
イルナー通信によりますと、9日日曜に行われたこの会談では、経済・銀行部門、特に南北輸送回廊完成の実施作戦の開始の早期化について意見交換が行われました。
シャムハーニー氏は、「金融・銀行取引部門におけるイランとロシアの最終的なイニシアチブは、西側の違法な制裁を捻挫させる上での有効な模範となるだろう」と語りました。
一方のレヴィチン補佐官も、「ロシアは、物資のトランジット輸送など共同プロジェクトの可及的速やかな実施を強調するとともに、鉄鋼、石油、石油化学といったイランの各経済部門に投資する用意がある」と述べました。
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