米がウィーン協議のさなか、イランへの敵対的態度強める
12月 09, 2021 21:46 Asia/Tokyo
オーストリア・ウィーンで圧政的な対イラン制裁の解除に向けた核合意復活協議の新ラウンドが先月末から始まっている中で、アメリカ政府がイランに対する敵対的態度を強めています。
米紙ウォールストリートジャーナルは、9日木曜の記事において、核合意をめぐる様々な問題を引き起こしたアメリカ政府の同合意脱退には言及せずに、「バイデン政権は、対イラン制裁の強化と、他の諸国に対イラン通商関係をやめさせることを目論んでいる」と伝えました。
制裁対象追加などのこのようなアメリカの横暴な行動は、同日にイランと英独仏中露の4+1カ国グループとの対イラン制裁解除に向けた核合意復活協議がウィーンで再開される中で取られました。
制裁解除と核合意の復活をめざすウィーン協議の新ラウンドは、先月29日に開始されました。
今回のラウンドでイラン代表団は、真剣な行動的イニシアチブを取る中で、制裁解除と核問題の2つの内容に関する草案文書を、相手側5カ国に提示しました。
5カ国はこれに対し、このイラン側の文書に論理的な文書回答を出すためには、本国との相談が必要であると表明しました。このため5カ国には自国で検討する猶予が与えられ、その後に協議が再開されることになっていました。
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