ウィーン協議;イラン外務次官、「協議中断はイランの要請ではない」
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オーストリア・ウィーン協議でイラン協議団長を務めるバーゲリーキャニー外務次官が、「協議の中断はイラン側の要請ではない」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
12月 18, 2021 17:28 Asia/Tokyo
  • オーストリア・ウィーン協議でイラン協議団長を務めるバーゲリーキャニー外務次官
    オーストリア・ウィーン協議でイラン協議団長を務めるバーゲリーキャニー外務次官

オーストリア・ウィーン協議でイラン協議団長を務めるバーゲリーキャニー外務次官が、「協議の中断はイラン側の要請ではない」と強調しました。

アメリカによる圧政的な対イラン制裁の解除を目的としたウィーン協議の第7ラウンドは、先月29日から始まりました。このラウンドでイラン協議団は、「圧政的制裁の解除」と「核問題」の内容を含むふたつの草案を相手諸国側に提示し、西側の諸国はこれを受けて、本国と相談するための猶予を申し出ていました。

この猶予期間を経て、今月9日よりウィーン協議は再開されましたが、17日金曜の核合意合同委員会会合をもって、今ラウンドでの協議は閉幕となりました。

バーゲリーキャニー外務次官はこれについて、「イラン側は今回の過程で、ウィーン協議の中断を要請しなかった。しかし我々は当初から、合意書草案まで到達した後には休憩が必要という意見には同意していた」と述べました。

また、「イランは始めから、合意できる草案を得るための協議継続の必要性を強調していた」と続けました。

さらに、「もし相手諸国側がイランの論理的な観点や立場を受け入れるなら、新ラウンドでの話し合いは最終のものとなり、短時間で合意に到達できるだろう」と指摘しました。

そして、「どれくらい速く合意成立に到達できるかは、相手諸国側次第である」としました。

イランは、責任を受容する国としてこれまでに何度も、「核合意に違反したのは米国であることから、同国がまず制裁を解除して核合意に復帰すべきであり、さらに米国の責務履行状況は検証・確認される必要がある」と表明しています。

 

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