イランイスラム革命防衛隊演習で、弾道ミサイル16発を同時発射
イランイスラム革命防衛隊演習の最終段階で、様々なレベルの弾道ミサイル16発が同時発射され、事前設定された目標に命中しました。
国際通信イランプレスによりますと、イランイスラム革命防衛隊は合同軍事演習「偉大なる預言者17」の最終段階において、エマード、ガドル、セッジール、デズフール、ゼルザール、ゾルファガールといった長・中・短距離ミサイルを、敵の重要度の高い基地に模した目標に100%の精度で命中させて破壊しました。
このミサイル発射と同時に、イスラム革命防衛隊宇宙航空部隊の10機の侵略用無人機も飛び立ち、事前設定された目標を破壊しました。
演習「偉大なる預言者17」は、ペルシャ湾岸、その湾口に当たるホルモズ海峡、イラン南部のホルモズガーンとブーシェフル、南西部フーゼスターンの各州沿岸において、イスラム革命防衛隊の陸・海・宇宙航空3部隊の合同というかたちで今月20日月曜から24日金曜まで実施されました。
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相はこの演習の発するメッセージを、近隣の友好諸国に向けた安全と同胞愛だとしています。
また、イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官は、「この演習におけるメッセージは、シオニスト政権イスラエル関係者の脅迫に対して己の過ちに注意を促す、真剣かつ現実的・戦場的な警告である。もし彼らが小さな過ちでも犯せば、我々はそれを行った手を切り落とすだろうということだ」と説明しています。
今回の演習が成功裡に実施されたことは、イギリスの怒りを掻き立てました。
イギリス外務省は24日金曜、演習「偉大なる預言者17」における弾道ミサイル同時発射を、安保理決議2231号への違反だと主張しました。
安保理決議2231号は、核弾頭を搭載したミサイルを製造しないことをイランのみに対し求めたものです。
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