イランの対外貿易額が720億ドル超に
12月 28, 2021 18:12 Asia/Tokyo
イランの対外貿易額が、過去9ヶ月の期間で720億ドルを超えました。
IRIB通信によりますと、イラン税関のモガッダスィー顧問は、「イラン暦1400年に入ってからの9か月間(西暦2021年3月21日~12月21日)に、総額721億ドルの1億2250万トン分の製品がイランと諸外国の間で取り引きされており、昨年より重量で11%、金額で38%の増加を見せている」と述べました。
続けて、「同期間に行われた取り引き全体のうち、351億ドル分にあたる9230万トンが輸出であり、昨年同期間と比べて重量で8%、金額で40%の増加となったのに加え、現時点ですでに昨年の輸出総量を上回っている」としました。
さらに、「現在抱える問題や苦境が解消されれば、この先の貿易状況に改善が見られると予測される」と指摘しました。
また、「石油化学製品の輸出は147億ドル・4240万トンで、この9か月の輸出総量のうち重量で46%、金額で42%を占め、最も重要なイラン輸出製品となった。昨年同期間と比べても、40%の増加となっている」と説明しました。
そして、イラン製品の主要な輸出先について、「中国が102億ドル・2130万トンで1位となり、これにイラクへの68億ドル・2350万トン、トルコへの41億ドル・1170万トン、アラブ首長国連邦への34億ドル・830万トン、アフガニスタンへの14億ドル・330万トンが続いている」としました。