イラン外務省報道官、「イ・仏首脳会談はウィーン協議に影響する」
1月 31, 2022 20:04 Asia/Tokyo
ハティーブザーデ・イラン外務省報道官が、「わが国とフランスはこれまでに複数回の協議を行ってきたが、その最新のものは先日の両国首脳による電話会談であり、これは今後のオーストリア・ウィーン協議に直接影響するだろう」と語りました。
国際通信イランプレスによりますと、マクロン・フランス大統領は31日月曜、1時間にわたってライースィー・イラン大統領と電話会談を行い、両国関係の深化を目的とした協議の継続を求めました。
この電話会談のそのほかの中軸的な議題には、対イラン制裁の解除を目指してのウィーン協議が含まれています。
ハティーブザーデ報道官は同日、国内外のメディアを対象とした定例記者会見を行い、ウィーン協議の一時的な小休止について、「ウィーン協議は過去3週間にわたり、注目に値する進展が見られており、4つの領域それぞれにおいて、一部のより注目すべき進捗が見られ、進行のスピードも上がっている」としました。
そして、「協議の相手側、特にアメリカがイランが求める権利の正当性を認め、核合意にこれ以上の要求をしてこなければ、恒常的で信頼できる合意に到達しうる」と語っています。
さらに、イエメンに対するサウジアラビア主導アラブ連合軍の攻撃が続いていることに関しても、「自称連合軍は、イエメン国民を無差別攻撃しており、同国民は過去数年間にわたりこの攻撃の犠牲となってきた」とし、「イランは常に抑圧されたイエメン国民の声となり、イエメン人同士の対話との政治的枠組みを通じて、数年に及んでいるイエメン侵略の終結に努めてきた」と述べました。
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