イラン外務省報道官、「ウィーン協議では西側の返答待ち」
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ハティーブザーデ・イラン外務省報道官は、核合意復活を目指すオーストリア・ウィーン協議について、「決して暗礁に乗り上げてはおらず、わが国はあくまでも西側の相手の返答待ちの状態にある」と語りました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
2月 14, 2022 20:09 Asia/Tokyo
  • ハティーブザーデ・イラン外務省報道官
    ハティーブザーデ・イラン外務省報道官

ハティーブザーデ・イラン外務省報道官は、核合意復活を目指すオーストリア・ウィーン協議について、「決して暗礁に乗り上げてはおらず、わが国はあくまでも西側の相手の返答待ちの状態にある」と語りました。

ハティーブザーデ報道官は14日月曜、定例記者会見を行い、ウィーン協議について「残りの問題に関する協議が今なお続けられている。アメリカと英独仏の意思が上がれば上がるほど、合意成立までの距離が縮まる」と述べています。

また、「欧米諸国という相手側が、核合意という枠組みでのイランの率先した行動にきちんと答え、またイラン国民の権利が遵守されれば、最短期間で合意を発表できる」としました。

さらに、「合意成立にかかる時間は、アメリカと西側諸国の意志とは反比例の関係にある。この合意は、相手側の政治的決断を待っている状態にある」と語っています。

そして、「イランとしてどのような保証を追求しているか」との質疑に対し、「アメリカは信用の置ける相手ではなく、国際法や国際体制を馬鹿にしないという客観的な保証を得る必要がある」と述べました。

続けて、ウクライナ情勢に関しても、「イランとして、ロシア・ウクライナ関係の緊迫化を懸念しており、注意深くウクライナでの成り行きを追跡している」としています。

加えて、「わが国は、ウクライナとロシアの両国とも良好な関係を有している国として、この両国に対し平和的な手段による対立の解消を促そうと努めている」と語りました。

最後に、イエメン情勢について「わが国は、イエメン国民に対する7年間の激しい戦争において、奪われた無辜の生命を案じている」と結びました。


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