イラン国連大使が、シリアでイラン軍事顧問を殉教させたイスラエルの糾弾を要求
(last modified Sat, 12 Mar 2022 09:55:30 GMT )
3月 12, 2022 18:55 Asia/Tokyo
  • イランのタフテラヴァーンチー国連大使
    イランのタフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が国際社会に向けて、シリアでイラン人軍事顧問を殉教させたことによりシオニスト政権イスラエルを糾弾するよう求めました。

今月7日午前5時ごろ、イスラエル軍はシリアの主権と領土保全を公然と侵して、シリアの首都ダマスカス北部の地域にミサイル攻撃を行いました。この攻撃により、テロに対抗するためにシリア軍で軍事顧問を務めていた2人のイラン人が殉教しました。

イラン人軍事顧問らは、シリア政府の正式な招聘を受けて、シリア軍のテロとの戦い、特にテロ組織ISISへの対抗における助言を行うために、同国に滞在しています。

 

イルナー通信によりますと、タフテラヴァーンチー国連大使は国連事務総長および安保理の今期議長に宛てた書簡において、シリアでイラン人軍事顧問を殉教させるというイスラエル政権の行いはテロ犯罪と言えるものであるとし、国際社会や安保理に対して、この扇動的な犯罪行為を毅然と糾弾するよう求めました。

また安保理に対し、国際平和や安全の深刻な脅威となる違法な行為についてシオニスト政権に責任を取らせるよう求めました。

この書簡ではさらに、「イランは、イスラエル政権がこの犯罪行為の全責任を負うと見なし、地域での挑発的な悪行に関して同政権に対し真剣に警告を発する。また、いつでもこのような挑発行為に対し応答できる、国連憲章第51条に定められた基本的自衛権が認められている」と説明しました。

これ以前には、イラン外務省のハティーブザーデ報道官も、ダマスカス近郊でのシオニスト政権イスラエルによるミサイル攻撃を非難しています。

同報道官は、「子供も殺すような政権であるイスラエルが行うこのような傲慢なテロシステムによる作戦は、必ずしかるべき報復を受ける」と強調し、その上で「地域における抵抗の枢軸の目標の1つは、イスラエルという人種差別政権にこのような非人道的犯罪の責任を取らせることだ」としました。

 


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