イラン系イギリス人ザーゲリー氏の身柄が、英国政府に引渡し

イラン国内でイギリスのための諜報罪で逮捕されていた、イラン系イギリス人女性のナーザニン・ザーガリー氏が16日水曜、イランでの刑期を終え、イギリス政府に引き渡されました。

ザーガリー氏は、米ニューヨークに本社を置く多国籍大手情報サービス企業、トムソン・ロイターのプロジェクトの名目で活動していましたが、2016年4月3日にイラン国内で逮捕されていました。

ザーガリー氏は、外国の企業や研究所に加わり、ソフトパワーによるイランのイスラム共和制の打倒を課題とした、メディア・サイバープロジェクトの企画、実施に協力していました。

ザーガリー氏は、イランの裁判所にて、5年間の禁固刑を言い渡されていました。

ファールス通信によりますと、このほどザーガリー氏が、イランでの刑期を終え、イギリスでのイランの資産5億3000万ドルの凍結解除と、同国内で抑留されているイラン人1名の釈放と引き換えに釈放された形となっています。

なお、凍結されていたイランの資産5億3000万ドルは、ザーガリー氏の釈放前にイランの口座に振り込まれていました。

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