イラン、「国際社会はイスラエルにNPT締結迫るべき」
(last modified Wed, 06 Apr 2022 07:33:50 GMT )
4月 06, 2022 16:33 Asia/Tokyo
  • イランのエルシャーディー国連次席大使
    イランのエルシャーディー国連次席大使

イランのエルシャーディー国連次席大使が国際社会に対し、シオニスト政権イスラエルにNPT・核兵器不拡散条約の即時締結を迫るよう求めました。

シオニスト政権イスラエルは、一連の報告によると約300の核弾頭を保有しており、これまでNPTへの加盟を拒んでおり、この点においてアメリカの支持を取り付けています。

IRIB通信によりますと、エルシャーディー国連次席大使は5日火曜、国連軍縮委員会の年次会合において、シオニスト政権の核計画に対する国際社会の沈黙を批判し、「国際社会はイスラエルに対し、NPT加盟とIAEA国際原子力機関の査察受け入れを迫るべきである」と述べました。

続けて、世界における現在の地政学的危機と核兵器使用の危険性について触れ、「国際社会が必要としているのは、期限を設けた核兵器全廃達成のため、ひとつの実施計画に合意するという核大国の政治的決意だ」としました。

また、核を保有する諸国の軍事予算増加を批判して、非人道的な核兵器使用によるあらゆる脅威を否定しました。

さらに、宇宙空間について、それが人類共通の財産であり、全諸国の利益になるその純粋な平和的利用の必要性と、それが諸国のテクノロジーや経済の発展レベルで区別されるべきでないことを強調しました。

そのうえで、宇宙空間における軍備競争の防止は、国際平和と安全保障にとって重要であるとしました。

そして、宇宙空間の軍事化にむけたアメリカの政策を、軍縮アプローチや国際的安全保障の向上を妨げるものだとして、このような流れを止めるよう求めました。

 


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