イラン経済は徐々に不況から脱出
4月 19, 2022 20:00 Asia/Tokyo
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イラン経済は徐々に不況から脱出
テヘラン商工会議所のハーンサーリー会頭が、石油禁輸や新型コロナウイルスの大流行にも拘らず、イランの経済は段階的に停滞から脱出してきている、としました。
IRIB通信によりますと、ハーンサーリー会頭は19日火曜、同会議所の会員会合において、「イラン中央銀行の報告に基けば、イラン暦昨年の最初の9ヶ月間(2021年3月~12月)におけるわが国の経済成長率は、石油による収入を計上すると4.1%、石油なしで3.4%だった」と語りました。
また、「イランの統計局も、この期間中の経済成長率は石油収入を入れて5.1%、石油なしで3.8%だったと発表した」と述べました。
そして、「原油販売の増加により、今年の経済成長は前年より増加すると予想されている」としました。
さらに、世界銀行の報告を引用して、イラン経済は過去1年間、経済制裁や原油価格の据え置き、また新型コロナウイルスの大流行の影響で不況に追い込まれてきたが、現在ゆっくりとこの不況から脱却しており、2022年の経済成長率は3.7%、そしてインフレ率は37.6%に達すると予測されている」としています。
なお、同会頭によれば、WTO世界貿易機関も「ウクライナ戦争も世界経済に甚大な打撃を与えており、生産と貿易の減少及び、食料やエネルギーの価格の上昇につながるだろう」としています。
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