スイスから返還された3000年前の遺物が、イラン国立博物館に展示
4月 24, 2022 19:30 Asia/Tokyo
約3000年前の貴重な遺物であり、紀元前10〜7世紀頃イラン北西部に栄えた古代王国マンナエ王国時代のものとされる、ほうろうによる図柄入りのレンガ板49点が、2020年12月20日スイスからイランに返還されました。
これらの遺物は、去る3月21日からのイラン暦新年にあわせてイラン国立博物館で展示・公開されており、イラン北西部・西アーザルバーイジャーン州南部ブーカーン郡にあるガッラーイチー遺跡から出土したものです。
これらのレンガのうち51個は、1980年代にあるイラン人家族によってスイスとイタリアの国境にあるキアッソ港に不法に持ち出されていましたが、スイスとイランの外交機関による30年間の法的手続きを経て、イランに返還されました。