イラン政府報道官「米は、対イラン軍事・政治的敗北に慣れている」
4月 25, 2022 18:11 Asia/Tokyo
イラン東部タバス砂漠でのアメリカの軍事作戦が敗北した記念日にちなみ、イランのバハードリージョフロミー政府報道官は、「アメリカを初めとするイラン国民の敵国は長年にわたり、イランに対する政治的、軍事的な敗北に慣れてきている」としました。
イラン・テヘランの米国大使館でスパイ行為を理由に人質となった53人の米外交官らの救出を口実に1980年4月24日、米軍の航空機6機とヘリコプター8機がイラン領内を侵略しました。
しかし、砂嵐の発生によりこれらのヘリコプターと航空機は衝突し、米軍兵士数名が死亡したため、作戦は失敗に終わり、残存兵はイランからの撤退を余儀なくされました。
バハードリージャフロミー報道官はまた24日日曜、タバス事件に触れ、「アメリカはこれまで何度も、厳しい制裁の行使によりイラン社会が内部崩壊するだろうと考えてきた。彼らはイラン反体制派テロ組織MKOモナーフェギンとの合同会合においても、首都テヘラン征服の日付まで決めていたが、これはすべて失敗に終わった」としています。
また、イランに対する厳しい制裁や最大限の圧力行使は、西側にとっての歴然とした敗北とった、とし、「イラン国民に敵対するアメリカなどの国々は、長年にわたりイランに対する軍事、政治的な敗北に慣れている」と述べました。