イラン南部で、ペルシャ湾の日の式典が実施
4月 30, 2022 18:27 Asia/Tokyo
イラン南部海域で、ペルシャ湾の日の式典が実施されました。
イラン暦オルディベヘシュト月10日に当たる4月30日土曜は、イランでペルシャ湾の日と制定されています。
1622年のこの日は、イラン軍が南部の海域からポルトガル占領軍を駆逐した日とされています。
ペルシャ湾は総面積が23万7000km2に及び、ホルモズ海峡を通してオマーン海につながるとともに、両岸にイラン及びアラビア半島に挟まれています。ペルシャ湾は、世界で重要な海路のひとつで、メキシコ湾や北米ハドソン湾についで、世界で3番目に大きい湾となっており、豊富な石油やガス資源が存在するため、国際レベルで重要かつ戦略的な地域と見なされています。
この湾岸の歴史的名称は、様々な言語で、“ペルシャ湾”や“パールス海”を意味するものでしたが、過去数年においてはこの地域の南岸のアラブ諸国の一部が、西側の覇権主義の扇動により、ペルシャ湾という名称を否定し、偽りの名称を冠しようとしています。
国連事務局の1999年5月14日のガイドラインに基づき、イランとサウジアラビア半島の間に挟まれた海域は、「ペルシャ湾」とされており、国連の出版物においてはこの海域はペルシャ湾という完全な名称で明記される必要がある、とされています。