イラン外相が、ウィーン協議での恒久的で良好な合意成立を強調
May 15, 2022 18:14 Asia/Tokyo
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相は、ギリシャ外相との電話会談において、対イラン制裁解除を目指すオーストリア・ウィーン協議の最新状況について説明し、イランが恒久的で良好な合意成立への決意を固めていると強調しました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、14日土曜、ギリシャのデンディアス外相と電話会談し、通商・経済協力の拡大に向けた両国の大規模な可能性の存在に触れると共に、両国の歴史ある関係が一部の第三国の行動に左右されてはならないようにする必要性を強調しました。
この電話会談において、両者はまた、両国の関係拡大や国際機関での相互協力の継続の重要性を強調しています。
2018年5月8日、当時アメリカ大統領だったドナルド・トランプ氏は執行命令に署名して、アメリカの核合意離脱を表明しました。これを受け、核合意に定められたアメリカの遵守すべき事柄に基づき解除されていた対イラン核関連制裁が再発動されました。
バイデン現米政権の高官らは、これまでに繰り返し対イラン最大限圧力行使という同国の政策の失敗を認めているものの、核合意への復帰に必要とされる措置の実施を回避しています。
対イラン制裁解除を目指すウィーン協議は、今年3月から休止状態に入っています。アメリカは協議開始当初から、対話前進のために具体的で率先的な提案をすることなく、関係各国を協議遅延と妨害で非難しようとしてきました。