26都府県に「熱中症警戒アラート」が発令、東京は初めて
6月 30, 2022 16:51 Asia/Tokyo
日本の環境省と気象庁が、熱中症の危険性が非常に高まっているとして、東京都など26都府県に「熱中症警戒アラート」を発表しました。
日本の報道各社によりますと、アラートは気温や湿度、日差しの強さなどから「暑さ指数」を算出し、33以上になると予測される日に発表されています。
このアラートは昨年から全国で運用が始まり、発表された日は熱中症による搬送者が多い傾向が見られます。
東京都にこのアラートが出されるのは、今年初めてです。
環境省などは、運動を原則中止したり、なるべく外出を避けてエアコンを使って過ごしたりするように呼びかけています。
高気圧に覆われた日本列島は30日木曜、朝から各地で気温が上昇しており、九州から東海、北陸にかけて35度を超える所が出る見込みで、関東の内陸部では40度に迫る暑さが予想されています。
総務省消防庁が28日火曜、発表したデータによりますと、今月20~26日の1週間に熱中症で救急搬送された人が全国で4551人(速報値)に上っており、1週間の搬送人数としては6月の統計を取り始めた2010年以降、最多だったということです。