熱海・土石流の犠牲者遺族が、県と市への提訴表明
7月 03, 2022 17:54 Asia/Tokyo
静岡県熱海市で大規模な土石流が発生してから3日で1年となる中、被害が大きかった同市伊豆山地区で追悼式が行われ、一方で、犠牲者の遺族らが県と市に対し損害賠償を求める訴訟を起こすと明らかにしました。
熱海市伊豆山地区では2021年7月3日、大規模な土石流が発生し、災害関連死も含め27人が死亡したほか、今も1人が行方不明となっています。
NHKなど日本のメディアが報じたところによりますと、熱海市は3日午前、伊豆山地区で追悼式を主催しました。式には犠牲者の遺族など約80人が参列し、黙祷して犠牲者を悼みました。
一方、犠牲者の遺族らは会見を行い、県と市に対し損害賠償を求めて8月末をめどに訴訟を起こすと表明しました。遺族らは、熱海市の対応について、届け出に不備があったにもかかわらず受理したこと、崩落の起点となった盛り土が届け出の3倍以上の高さに至っていると知りながら措置命令を出さなかったこと、避難指示を出さなかったことに過失があったと主張しています。
また、静岡県については、市の対応に是正命令を出さなかったなどと主張しています。
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