中国、「尖閣諸島での我々の行動は合法」
7月 06, 2022 18:22 Asia/Tokyo
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尖閣諸島
中国外務省報道官が、尖閣諸島(中国名:釣魚群島)をめぐる日本政府との対立が緊迫化していることに触れ、「日本は、釣魚群島海域における我が国の活動に反対する権利はない」と述べました。
日本と中国は、尖閣諸島の領有権を長年にわたり互いに主張してきました。日本は、1895年から同諸島の主権を持つとしていますが。一方の中国は、1783年および1785年の地図において自国の領有が示されていると主張しています。
これらの島々は、日本では尖閣諸島、中国では釣魚群島と呼ばれています。
ロシアのスプートニク通信によりますと、中国外務省の趙立堅報道官は記者会見において、「我が国は、係争中の釣魚群島付近の海域で中国海警局の船が日本の漁船に対して取った措置について、完全に合法なものであると考えている」と述べました。
続けて、尖閣諸島が中国領土の一部であり、これらの島々に隣接する海域での中国船舶による活動は合法であると強調して、日本に対し「同海域での我が国の船の活動を非難する権利はない」と警告しました。
日本の林芳正外相は5日火曜、中国海警局の船2隻による尖閣諸島領海への侵入について、中国側に厳重抗議したことを明らかにしました。
同外相の説明によれば、この2隻は同日午前、相次いで領海に侵入し、日本漁船に接近する動きを見せたということです。
尖閣諸島海域への侵入をめぐり両国が対立するのは、今年に入ってから15回目となります。
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