岸田首相“安倍元首相の遺志継ぎ拉致問題や憲法改正取り組む”
(last modified Mon, 11 Jul 2022 10:02:57 GMT )
7月 11, 2022 19:02 Asia/Tokyo
  • 岸田首相と安倍元首相(アーカイブ写真)
    岸田首相と安倍元首相(アーカイブ写真)

岸田首相が、「安倍元首相の遺志継ぎ拉致問題や憲法改正取り組む」との決意を表明しました。

NHKが11日月曜、報じたところによりますと、参議院選挙を受けて、自民党総裁の岸田総理大臣は党本部で記者会見し、銃で撃たれ亡くなった安倍元総理大臣の遺志を受け継ぐとして、安倍氏が力を注いだ北朝鮮による拉致問題の解決や憲法改正などの難題に取り組んでいく考えを強調しました。

この中で、岸田総理大臣は「いただいた議席の数が示すのは自公政権に対する信任だけではない。『日本を守り、未来を切りひらくために全力で仕事を進めよ』との国民からの叱咤激励だと、覚悟を新たにしている」と述べました。

そして、「安倍元総理の思いを受け継ぎ、特に情熱を傾けてこられた拉致問題や憲法改正など、ご自身の手で果たすことができなかった難題に取り組んでいく」と強調しました。

また、今の日本は戦後最大級の難局にあり「有事の政権運営」が求められると指摘し、再拡大している新型コロナへの対応として、病床の確保やワクチン接種、検査の拡大などの取り組みを点検・強化して、引き続き感染拡大の防止と経済社会活動の両立を図るほか、ウクライナ情勢などを踏まえ、日本の防衛力を5年以内に抜本的に強化する考えを重ねて示しました。

さらに、物価高騰対策をめぐって、物価や景気の状況に応じて総合的な対策を迅速かつ切れ目なく行う考えを強調しました。

一方、憲法改正については、自民党が掲げる自衛隊の明記、緊急事態対応、参議院の合区解消、教育充実の4項目の改正項目は、いずれも現代的な課題だと指摘し、実現に向けて国会での議論をリードしていく考えを示しました。

 


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