山上容疑者の母、宗教団体に1億円献金して破産の可能性
7月 14, 2022 14:59 Asia/Tokyo
安倍元首相銃撃事件の山上徹也容疑者(41)の母親元首相銃撃事件の山上徹也容疑者(41)の母親が、宗教団体に少なくとも1億円を献金し、破産したとみられることが明らかになりました。
日本の報道各社が14日木曜、関係者の話として報じたところによりますと、安倍晋三元首相が奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)の母親が、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に少なくとも1億円を献金し、破産したとみられることが判明しました。
同宗教団体によりますと、山上容疑者の母親は98年ごろ、旧統一教会に入信し、関係者によると、その後母親は山上容疑者の祖父から相続した土地を売却するなどして多額の献金を繰り返し、02年に破産したということです。
山上容疑者は、この宗教団体に強い恨みを抱き、団体と接点のあった安倍氏を銃撃したという趣旨の供述をしており、奈良県警は、多額の献金が山上容疑者の強い恨みにつながった可能性があるとみて、背景を捜査中です。
また、同教会について「母親が多額のお金を振り込んで破産した。10代の頃から恨んでいた」などとし、安倍氏も教会を日本で広めたと捉え、敵視するようになった、と供述しています。
なお、同団体は13日、母親の献金額は調査中とした上で「05年から14年までの約10年間に計5000万円は返金した」と発表しました。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は1954年に韓国で「世界基督教統一神霊協会(統一教会)」として設立され、日本では2015年に名称が変更されました。