7月 28, 2022 14:49 Asia/Tokyo
  • 日本で新型コロナウイルス
    日本で新型コロナウイルス

先週1週間の新型コロナウイルスへの新規感染者数が最も多かったのは日本であったことが、WHO世界保健機関の発表から明らかになりました。

報道各社が28日木曜、報じたところによりますと、新型コロナウイルスの「第7波」の感染が広がる中、WHOは27日水曜、先週一週間の新規感染者の人数について日本が、世界で最も多かったとする最新の報告を発表しました。

また直近の新型コロナ感染が最も拡大しているのは東アジアだとしています。

国別では、先週一週間で96万9068人の感染が確認された日本の新規感染者数が世界で最も多かったということです。

これに対し、変異株BA.5がいち早く広がったヨーロッパの国では、すでに感染者数が減ってきているとしています。

一方で、コロナ感染による一週間の死者数はアメリカが2600人あまりで最も多くなっています。

なお、日本ではコロナ変異株の急拡大により、生活インフラにも支障が出ています。

交通機関では、JR九州や小田急バスでなどが、感染または濃厚接触者認定を受けるなどで乗務員ら確保できず、一部運休が発表されています。

また、今月26日時点で国内170箇所の郵便局が、検査陽性者などが増えていることによる人員不足で業務休止となり、再開時期が未定の状態となっています。ただし、集配・配達に支障はないということです。

そして、医療機関でも職員スタッフもしくは家族が感染、または濃厚接触者となったために出勤できず、しかも発熱外来や入院者の増加により医療逼迫となり、患者を受け入れられないなどの事態が発生しています。

さらなる不安材料として、現在主流となっている “BA.5の約3倍”の感染力で「ワクチン効きづらい可能性」があるとされる新変異株“ケンタウロスが、今月8日に兵庫・神戸市で、19日に大阪府で、21日には都内の男性(50代と60代)と、いずれも海外渡航歴のない方々に確認されています。

その一方で、日本政府は現時点ではコロナ関連の行動制限を設けないとの立場をとっており、今後の更なるウイルス変異の可能性も踏まえながら国内の経済活動をどう維持していくかが注目されます。


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