Pars Today

北海道で、最大震度5強を観測する強い地震が相次ぎ、気象庁が注意を呼びかけています。

日本の報道各社によりますと、日本時間の11日木曜午前0時53分頃、北海道・宗谷地方北部を震源とするマグニチュード5.3の地震が発生し、北海道で最大震度5強を観測し、中川町で震度５強、遠別町、猿払村、豊富町、幌延町で震度４を観測しました。

また、これに先立つ午前０時３８分頃にも宗谷地方北部を震源とする地震があり、中川町では震度５弱を観測しています。

揺れは、震度５強を観測した地震の後も続き、中川町では午前２時１４分頃に震度４を、午前１時４分頃と午前２時３９分頃には震度３を観測しました。

中川町歌内（うたない）の道道は、地震の影響で隆起したとみられ、およそ600mにわたり通行止めになっています。　

気象庁によりますと、地震の震源地は宗谷地方北部で、震源の深さはおよそ４キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.4と推定されています。　

北海道の発表では、この地震による負傷者は出ていないということです。

一方で、中川町ではホテルのエレベーターが停まったり、食器が割れたなどの被害っ画報告されています。

現在、中川町は避難所を２か所開設し、11日午前７時時点で３世帯８人が避難しています。

なお、この地震による津波の心配はないということです。

北海道では１１日未明から、最大震度５強を観測するなど地震に相次いで見舞われ、午前９時までに震度３以上の揺れを計５回記録しており、気象庁は、今後２、３日程度は大きな地震が発生する可能性があるとして注意を呼び掛けています。

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